片廊下型の空間構成を変形して生まれる
バリエーション

 

町屋を例にとって説明しましたが、複数の空間から成り立つ建物の空間構成の基本となるのは、片廊下型の空間です。これの配置展開と変形によってあらゆる空間構成が生み出されると言っても過言ではありません。

左図の青い線は、壁などの障壁を示しているのではありません。空間の分節(そこにいる人が、それぞれを別種の空間として感じられること)を示しています。

 

直線状に配置

 

ひたすら並べる


古代ギリシアのストア・学校・病院・.....

円弧状に曲げる

波状に曲げる

敷地や等高線に合わせる場合に見られます。

とぐろを巻く

ル・コルビュジエの提案した美術館です。

etc.....

平行に向かい合わせて並べる方法もありますね。

 

 

ループ状に配置

左の例は四角形を作るように配置しましたが、五角形、六角形....円形に展開できます。囲まれた部分は大空間となるので、中庭・アトリウム、ホールなどに使用できます。

 実例:たくさんあります。

 

 

 

 

 

 

ひねりを入れる

ガウディっぽい?(カサミラ)

 

<空間構成の考え方や方法>の目次にもどる